業務改善のためのノーコードツール全書【ビジコード】

作る・使える・繋げる
本当に業務が改善するノーコードツール全集

"使える"業務アプリ開発のための
ノーコードツールの選び方

プログラム知識なしでも、システム開発が可能なノーコードツール。
シンプルなものから外部連携などが可能な複雑な業務アプリまで、
思いのままに開発ができます。
ここでは、本当に使えるノーコード業務アプリ開発ツールの選び方を整理し、
ツールの機能特徴別におすすめ3選をまとめました。

目次目次

ノーコード業務アプリ
開発ツール
おすすめ3選

タスクの効率化だけではなく、業務フローの改善に繋がるワークフロー機能を備えたおすすめのノーコードツールをご紹介。自社でデジタル化したい業務の範囲とツールの特徴を照らし合わせて、業務効率化にお役立てください。

他部署と連携できる
ワークフローや社内全体の
データベースがつくれる
SmartDB
SmartDB

引用元:SmartDB(https://hibiki.dreamarts.co.jp/smartdb/)

こんな企業におすすめ
  • 個別業務だけではなく、他部署との連携業務含めてプロセス全体をデジタル化したい
  • ITの専門知識が無い現場部門が、自分たちで業務をデジタル化したい

機能や導入事例を
詳しくチェックする

100種類以上の
アプリのひな形から
業種や部門別にアプリがつくれる
kintone
kintone

引用元:kintone(https://kintone.cybozu.co.jp/)

こんな企業におすすめ
  • 部署内での利用などスモールスタートでデジタル化したい
  • 拡張機能で必要なものだけを選んでカスタマイズしたい

機能や導入事例を
詳しくチェックする

Excelの条件式や見た目を
維持したまま
システム内でアプリがつくれる
CELF
CELF

引用元:CELF(https://www.celf.biz/)

こんな企業におすすめ
  • 膨大なExcelをデジタル化したいが、設定した条件式を壊したくない
  • ツールの操作習得に時間を掛けたくない

機能や導入事例を
詳しくチェックする

選定条件:2023年3月15日時点でITreview「Webデータベース・ノンプログラミング開発」に掲載(※1)され、現在もサービス契約が可能な38社を掲載。うちワークフロー機能が搭載されていて、導入事例を掲載している会社18社より以下を選定。
SmartDB…調査対象の中で唯一、SaaS型ワークフロー市場全体・大企業市場シェアNo.1を獲得(※2)し、WebDB・ワークフロー・システム連携などマルチに揃った機能を備えている。
kintone…調査対象の中で最安値である1ユーザーあたり858円(税込)/月から・最小5ユーザーから利用可能。
CELF…調査対象の中で唯一、Excelをそのまま取り込んで自動アプリ化する機能を備えている。
※1 参照元:ITreview(https://www.itreview.jp/categories/web-database
※2 参照元:SmartDB(https://hibiki.dreamarts.co.jp/smartdb/features/)テクノ・システム・リサーチ「2022年 SaaS型ワークフローメーカーシェア調査」より

タイプ別ノーコードツール
おすすめ3選を詳しく紹介

他部署と連携できるワークフローや
社内全体のデータベースがつくれる

SmartDB

SmartDB
引用元:SmartDB(https://hibiki.dreamarts.co.jp/smartdb/)

SmartDBの特徴

イメージ
引用元HP:SmartDB(画面イメージ)
https://hibiki.dreamarts.co.jp/smartdb/function/workflow/

幅広い機能により、大企業シェアNo.1(※)

部門を横断し多くの人が関わっているような業務に対応できる、充実した機能群、導入から運用までの豊富なノウハウ、堅牢なセキュリティなどの特徴を持つSmartDBは、ワークフローシステムの市場全体・大企業市場部門のシェアNo.1を獲得(※)しています。

高度な業務プロセスに対応できるワークフローをはじめとし、細やかなビューコントロールとデータ蓄積ができるWebデータベース、文書へのコメント・いいね!ができるコミュニケーション機能など、多彩な機能を備えたノーコード開発のプラットフォームです。

※参照元:SmartDB公式(https://hibiki.dreamarts.co.jp/smartdb/features/)テクノ・システム・リサーチ「2022年 SaaS型ワークフローシステム市場メーカー調査」より

特定業務デジタル化や全社統一基盤としての活用

さまざまな紙やExcel業務をデジタル化はもちろん、部門横断に必要な複数の業務アプリ同士を連携する機能を保有。外部システムとの連携機能に必要なAPIや連携オプションを豊富に備えています。

業務アプリが簡単に作れる一方で、課題となる個別最適化されたアプリの乱立や、統制が取れなくなるという課題を解決し、全社で部門を横断した業務デジタル化を実現することができます。

自社にマッチしたツールを選ぶために

SmartDBは、柔軟な機能を備えているため大規模で利用がしやすい一方で、作成したい業務アプリや利用したい機能が限定的な場合や、少人数での利用ではオーバースペックになってしまう可能性があります。利用したい機能や範囲を事前に棚卸しするようにしましょう。

SmartDBの導入事例

業務アプリ内製化でJALグループの業務デジタル化のスピード向上&コスト削減

業務アプリ内製化でJALグループの業務デジタル化のスピード向上&コスト削減

  • 企業名:日本航空株式会社
  • 業種:空輸
  • 導入規模:12,726人
導入背景・目的

日本を代表する航空会社、日本航空(JAL)。2021-2025年度の中期経営計画で掲げた目標の達成を確実にするためにも、デジタル化の方法を模索。さまざまな部門からデジタル化の要望が上がるものの、全てに対応する人・時間・資金が確保できないことが課題でした。

解決策として、部門を超えたワークフローやイレギュラーな権限対応など高度なことまでノーコードで開発できる点を評価し、SmartDBを採用しました。

活用方法

販売促進を目的として飛行機に乗ってもらうための航空券「開発航空券」の開発プラットフォームに活用。これまでの業務フローでは、紙の帳票を社内便で送るなどで約2週間は掛かっていたところ、SmartDB導入後は最短で1日、遅くとも3日で済むようになり大幅に業務スピードが改善しました。

導入企業のコメント

「同じ業務であっても、営業部が見たい情報と、経理部が見たい情報は異なります。部門を超えたワークフローやイレギュラーな権限対応も、SmartDBであれば部品を組み合わせるだけで構築することができました。」
「まずは5割くらいの完成度で見てもらい、フィードバックを受けながら固めていく『アジャイル開発』を心がけた結果、開発自体は1,2ヵ月で完了することができました。」

SmartDBの機能

クリックすると各機能の説明が表示されます。

タップすると各機能の説明が表示されます。

  • フォーム作成

  • ワークフロー

  • Webデータベース

  • コミュニケーション機能

  • ダイナミックブランチ機能

  • モバイルアプリ

  • 外部システム・SasS連携

  • Microsoft365連携

  • 利用者状況の可視化

  • 管理者機能

  • セキュリティ機能

SmartDBのサポート体制

利用フェーズに合わせたサポートコンテンツ

SmartDBでは、業務のデジタル化から効率化までを支援できるよう、導入検討から、利用準備、その後の利活用の3段階に分けフォローコンテンツを用意。
また、SmartDBによる業務デジタル化の習熟度・スキルをはかる認定制度を用意しており、現場部門が自らDXを推進する企業文化の土台作りをサポートしています。

SmartDB利用促進のコミュニティやユーザー会で、アップデート情報や他社事例を学び知識を深めるコンテンツも用意されています。

SmartDBの実績・認証

  • 2022年 SaaS型ワークフローシステム 市場全体&大企業市場シェアNo.1(※1)
  • 2023spring ITreview大企業LEADER ワークフロー、文書管理、ローコード開発、Webデータベース・ノンプログラミング開発受賞
※参照元:SmartDB(https://hibiki.dreamarts.co.jp/smartdb/features/
※1 テクノ・システム・リサーチ「2022年 SaaS型ワークフロー市場メーカーシェア調査」

SmartDBの基本情報

運営会社 株式会社ドリーム・アーツ
所在地 東京都渋谷区恵比寿4-20-3 恵比寿ガーデンプレイスタワー29F
電話番号 公式HPに記載がありませんでした。
受付時間・定休日 公式HPに記載がありませんでした。
公式HP https://hibiki.dreamarts.co.jp/smartdb/
100種類以上のアプリのひな形から
業種や部門別にアプリがつくれる

kintone

kintone
引用元:kintone(https://kintone.cybozu.co.jp/)

kintoneの特徴

kintone画面イメージ
引用元HP:kintone(画面イメージ)
https://kintone.cybozu.co.jp/purpose/portal.html

シンプル機能と豊富な拡張機能

kintoneは、データベース機能とコミュニケーション機能を基本搭載。最低限の機能を抑えたシンプルなツールで、気軽に利用がしやすいツールです。

プラグインや、JavaScript/CSSファイル、APIとの連携で、さまざまな業務に対応する機能を拡張機能として追加可能。その時必要な範囲でツールをカスタマイズすることができます。

豊富なサンプルアプリで簡単にシステム構築

kintoneでは、100種類以上(※)のアプリのひな形が用意されており、アプリ開発時間の短縮に役立ちます。

公式HPで、営業や総務・人事などの利用部門別や、製造業や情報通信業、医療福祉など業種別にサンプルアプリを確認することが可能。それぞれにおすすめのアプリが提示されているのでわかりやすく、スピーディーにアプリ開発することができます。

参照元:kintone公式(https://kintone.cybozu.co.jp/what_is_kintone/why/)2023年3月15日時点
自社にマッチしたツールを選ぶために

kintoneは、少ない人数から手軽に始められる一方で、拡張機能の利用が増えるとその分費用がかさんだり、ソースコードの記述など開発スキルが必要になります。標準搭載の機能で自社課題を解決できるか、検討するようにしましょう。

kintoneの事例

システムの属人化を防いで正しい情報を一元管理

システムの属人化を防いで正しい情報を一元管理

  • 企業名:小田急不動産
  • 業種:土地建物開発
  • 導入規模:不明
導入背景・目的

小田急グループの総合不動産会社である小田急不動産株式会社。仲介事業部では、カスタマイズを繰り返していたCRMシステムが属人化していたことや、情報連携の不備で不確かな情報が蓄積すること、二重管理などが課題となっていました。

正しい情報を一元管理すべく、システム基盤の刷新を決定。初期コストを抑えながら、ある程度自由に作り込める汎用的な解決策としてkintoneを導入しました。

活用方法

案件登録から成約後の取引台帳連携まで、30を超えるアプリを運用。二重入力の撲滅と情報精度の向上に繋がっています。また、登録された情報がアプリ間で連携されるため、意識せずともアプリ内の情報が新しい状態にアップデートされるなど、情報の信頼性が向上しました。

導入企業のコメント

「CRM上の情報が正しいという心理的な変化はもちろん、改善要望に対応できることが現場にも伝わり、機能拡張の要望も数多く寄せられるようになりました。営業部門を支援する組織として、現場に使いやすい環境づくりや機能実装ができるようになったのは大きな効果です。」

kintoneの機能

クリックすると各機能の説明が表示されます。

タップすると各機能の説明が表示されます。

  • データベース

  • コミュニケーション機能

  • 拡張機能

  • 管理機能

kintoneのサポート体制

公式・パートナー企業からのフォロー

カスタマーサポートでは、kintoneの機能や使い方を相談することができます。公式サイトでは動画でkintoneの基本が理解できるので、社内展開時の手間を省くことができます。また、kintoneの導入前後の問題もパートナー企業がサポートしています。多様なオンラインセミナーも開催しているので、導入後もアプリ知識を広げることで、さらなる活用を目指していくことができるでしょう。

kintoneの実績・認証

  • 20,000社以上導入。東証プライムの3社に1社が導入済み(※1)
  • HDI-Japan(ヘルプディスク協会)主催HDI格付けベンチマーク「モニタリング」において最高評価の三つ星を獲得(※2)
※1参照元:kintone公式(https://kintone.cybozu.co.jp/what_is_kintone/why/)年度別導入・利用者数推移(2021年4月末時点)東証プライム上場企業に対する割合(2022年3月時点)
※2参照元:kintone公式(https://kintone.cybozu.co.jp/what_is_kintone/why/)2022年受賞

kintoneの基本情報

運営会社 株式会社サイボウズ
所在地 東京都中央区日本橋2-7-1 東京日本橋タワー 27F
電話番号 公式HPに記載がありませんでした。
受付時間・定休日 公式HPに記載がありませんでした。
公式HP https://kintone.cybozu.co.jp/
Excelの条件式や見た目を維持したまま
システム内でアプリがつくれる

CELF

CELF
引用元:CELF(https://www.celf.biz/)

CELFの特徴

CELF画面イメージ
引用元HP:CELF(画面イメージ)
https://www.celf.biz/

Excelと同じ見た目と操作性

CELFはExcelと同じ見た目と使い心地のノーコードアプリです。予算実績管理や販売管理を簡単に行ない、工数削減と生産性を向上することが可能。

多様な会計ソフト・クラウドと連携できることに加えて、データ登録画面はこれまで使用していたExcelを流用することができるため、ツール利用の仕方をレクチャーする時間を設ける必要がありません。専門的な会計知識が無くても、誰もが一括で仕訳・登録・変換できるため、経理の脱属人化を図れるでしょう。

会計ソフトとの組み合わせで見積・予算管理がスムーズに

ミロク情報サービスの「Galileopt」やOBCの「奉行クラウド」、ピー・シー・エーの「PCAクラウド」など会計クラウドソフトとの連携が可能です。Excelから会計ソフトに転記を行っている場合は、CELFの導入・連携により転記作業、一括仕分け、登録・変換の自動化が可能。

転記作業時に起きるミスを防止しながら、経理担当者の工数を削減することができます。

自社にマッチしたツールを選ぶために

CELFは、Excelをアップロードすることで自動的にアプリ生成ができる一方で、既存の業務がそのままいかされるために、業務見直しの機会には繋がらない可能性があります。システム化する意義を整理しツールを検討しましょう。

CELFの事例

膨大なExcelファイルの作業を低減

膨大なExcelファイルの作業を低減

  • 企業名:豊田合成株式会社
  • 業種:製造業
  • 導入規模:不明
導入背景・目的

豊田合成は、トヨタグループの中で合成ゴム、合成樹脂をベースとした自動車部品の製造を担う輸送機器メーカー。FC企画部FCグローバル収益管理室では、収益向上を目的とした原価改善の統括管理などの業務をExcel上で実施していました。

しかし、利用するExcelファイルは100を優に超える量。複数スタッフによる同時編集などによりトラブルが起こり、早急な改善が求められていました。そこで、専門知識なしでExcelのように使える操作性を評価しCELFを導入。

活用方法

Excelでの作業では転記作業が大きな負担となっていたが、データベース内に数値を登録することで自動的な表示ができるように取り組んでいるとのこと。原価改善管理の効率化や利便性の向上が実現すると期待が寄せられているようです。

導入企業のコメント

「現在はExcelで行っていた作業の移管を進めています。新しいシステムなので、特に現場では導入時に若干の混乱が見られましたが、見た目がExcelに近いことや、これまで困っていた転記作業の負荷低減に繋がるという明確なメリットがあるため、新たなツールとして受け入れられつつあります。」

CELFの機能

クリックすると各機能の説明が表示されます。

タップすると各機能の説明が表示されます。

  • 連携サービス

  • 運用管理

CELFのサポート体制

24時間のメールサポート

ヘルプデスクサポートでは、24時間365日のメールを受け付けており、本製品の機能、使用方法や、本製品のインストレーション、セットアップ、オペレーションなどの各操作方法に関してサポートしています。また、製品に関するパッチ、アップデート版、アップグレード版の提供、ライセンス・キーの変更版を提供しています。

CELFの実績・認証

  • 公式HPに記載がありませんでした。

CELFの基本情報

運営会社 SCSK株式会社
所在地 東京都江東区豊洲3-2-20 豊洲フロント
電話番号 03-5166-2500
受付時間・定休日 公式HPに記載がありませんでした。
公式HPのURL https://www.celf.biz/

"使える"業務アプリ開発のための
ノーコードツール選定のポイント

ワークフロー機能があれば、
より業務効率がアップ

point

業務フローの見える化で、滞りなく業務を進行

ワークフローのメリットは、業務の順序を正し、進捗確認を容易にすること、対応漏れや不正ルートでの業務を無くすことなどがあります。

ワークフロー機能が付いたノーコードツールなら、タスク効率を改善する業務アプリを開発しながら、業務フローを見直すことができ、根本的な作業効率の改善に繋がるでしょう。

point

ヒューマンエラー防止で業務を効率化

例えば、ワークフローシステムが別で独立している場合、申請時にさまざまなファイルを参照したり、コピー&ペーストで情報を入力したりなど手間がかかります。

ワークフロー機能付きのノーコードツールで業務アプリを開発すれば、同一画面上で情報の入力が可能なため、入力ミスや確認漏れ防止に繋がります。

ノーコードで開発できる範囲をチェック

ノーコードツールの中には、拡張機能の利用など一部機能はソースコードの記載を必要とする(ローコード)ツールがあります。ノーコード、ローコードの違いを理解し、ツール利用者のリテラシーで無理なく開発ができるように、完全にノーコードで開発ができるのか、コード記述が必要な機能は何か、確認するようにしましょう。

  • ノーコード開発:画面や図形(GUI)操作で開発。システム関連の専門知識不要
  • ローコード開発:GUIに加えて、最小限のコーディング・プログラミングを使用。

ノーコード・ローコードの違いをきちんと理解しよう

混在しがちなノーコード・ローコード。それぞれの概要や、アプリ開発の仕方についてまとめました。自社でより効率的に業務アプリを開発するにはどちらのツールが向いているか確認しましょう。

ノーコード

ノーコード

ノーコード開発は、ソースコードを一切記述せずに、アプリやWEBの開発をすることを意味します。画面や図形(GUI)をドラッグ&ドロップで操作することでシステム構築ができ、短期間で開発が完了するメリットがあります。

ローコード

ローコード

ローコード開発は、少ないソースコードの記述でアプリやシステム開発をすることを意味します。短期間で開発できるメリットは保ちつつ、ノーコードと比較して開発の自由度が広がることが特徴です。

現場担当者などIT・システムの知識がない方でも利用可能 利用者の特徴 情シス担当者やエンジニアなど
プログラミングの知見がある方の利用が向いている
ドラッグ&ドロップ、テンプレートからの作成など システム開発の仕方 ドラッグ&ドロップに加え、少しのソースコード記述
ソースコードの記述がないためエラーが起こりにくい 開発のメリット 開発の自由度が高くなる

ノーコードツールの特性に注目

ここでは、ノーコードツールの機能に着目し「多機能搭載タイプ」「シンプル機能タイプ」「特定機能特化タイプ」の3つに分類。ツールの特性を理解して、自社の利用環境や必要機能にあったノーコードツールを選択しましょう。

  • 初めから多機能利用ができる、後から追加の必要がないタイプ

    多機能搭載タイプ

    • 特徴
      文書管理、ワークフロー、Webデータベース、コミュニケーション機能、システム連携など多様な機能が標準搭載。機能追加による費用が発生しにくく、社内プラットフォームとしての利用が可能です。
    • こんな場合はぴったり
      個別最適化したシステムを一元化したい
      会社全体で利用していきたい
  • シンプルな機能のみ拡張で機能を追加していくタイプ

    シンプル機能タイプ

    • 特徴
      文書管理とワークフローのみなど基本的な機能のみで、低コストで始められるツールが多いのが特徴。オプション費用で必要な時に拡張機能を追加していくことも可能です。
    • こんな場合はぴったり
      ユニットなど少人数での利用を想定している
      拡張機能利用はあまり想定していない
  • 特定の分野に特化しているタイプ

    特定機能特化タイプ

    • 特徴
      限定的な機能に特化したツールです。例えば、Excel機能をそのまま利用し条件式を引き継げるようなものや、アプリ間の連携に特化したものなどがあります。
    • こんな場合はぴったり
      現場への浸透を優先したい
      新システム教育の時間をかけたくない

業務アプリを作成できる
ノーコードツール一覧

業務の改善に役立つ業務アプリを開発できるノーコードツールを一覧でまとめました。自社で改善したい業務にマッチしたサービス選びにお役立てください。

@pocket

ドラッグ&ドロップで簡単にアプリを作成可能。業務効率化に繋がる性能が詰まっており、作ったフォームは公開すればすぐに利用できます。

会社名 株式会社アイアットOEC
所在地 岡山市北区表町三丁目 11番 50 号 ハレミライ千日前7階
電話番号 086-227-1133
URL https://at-pocket.com/

AppSheet

2020年にGoogleが買収したことから、Googleとの連携が多いことが特徴。Google AI で単純作業を簡単に自動化できます。

会社名 Google合同会社
所在地 東京都港区六本木 6-10-1 六本木ヒルズ森タワー(東京-六本木オフィス)
電話番号 03-6384-9000
URL https://cloud.google.com/appsheet?hl=ja

AppSuite

現場、中間管理職、経営層といったそれぞれ異なる観点でデータの有効活用が可能。desknet’s NEOとの連携もできます。

会社名 株式会社ネオジャパン
所在地 神奈川県横浜市西区みなとみらい2-2-1 横浜ランドマークタワー10F
電話番号 045-640-5910
URL https://www.desknets.com/

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【機能別】ノーコードで作成した業務アプリでできること

ノーコード開発で、業務効率化が実現できることについて代表的なものを簡単に紹介します。現在の業務上の問題をクリアにし、適する機能が搭載されているツールを選ぶことが選定のポイントです。

  • ワークフロー管理

    社内の申請・承認・回覧作業を電子化します。ワークフローを自動化することはデジタル化の基本。紙とハンコの作業から解放されて、スピーディーな業務対応が実現できるでしょう。

  • Webデータベース・文書管理

    Webブラウザから、検索・参照・登録・更新などのデータ管理が可能です。データベースとは一言でいえばデータの集まりのこと。データベースの作成も含めて、さまざまな操作をWebブラウザから行うことができるようになります。

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【成功事例集】ノーコードで改善した業務例を集めました

ノーコードツールで開発した業務アプリによって、業務が効率化した事例を調査しまとめました。ノーコードでできること、活用の仕方のイメージを持つことにぜひお役立てください。

  • ワークフロー管理

    決済がスピーディーになります。これまでは決済を出すにも、業務内容や書類の種類その他条件によって、判断をする人や人数・ステップなどもさまざまで複雑でした。しかしノーコードでのデジタル化により、決裁願→決済までの業務が短時間で完了。ワークフローの時間・人員の削減が実現し、ビジネス全体の回転も速くなるでしょう。

  • Webデータベース・文書管理

    データベースの作成をWeb上で行うことにより、他の便利なアプリと簡単に連携できるようになります。CRM、MA、会計、帳票ツールなど、多様なSaaSのデータに接続可能。Webページ画面を介して、さまざまな処理を簡単に実行できます。webだとアプリのバージョンアップも自動で行われるので、業務の手間も省けてコストも軽減するでしょう。

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【課題別】業務デジタル化について知っておくべきこと

会社業務のデジタル化を推進するにあたって、要望の多い課題について知っておきましょう。実際の業務をこなす現場の声を聞き、業務改革の計画を立てる参考にしてください。

脱Excelしたい

「脱Excel」とは、現在エクセルを使用して行われているさまざまな業務を、エクセルではないツールに置き換えようという動きです。Excel は便利ですが、検索・参照・登録・更新などのデータ管理をまとめてするには他の機能が必要。ノーコードでは使い慣れたExcelを活用して、業務効率化が図れるアプリを作成することができます

ペーパーレス化・電子化したい

業務の書類を電子化したいという声が多いです。これまでの紙とハンコは信頼性という面では大きいですが、時間がかかっていたため、ビジネス全体の流れにブレーキをかけることもあったでしょう。書類をオンラインでペーパーレス化することにより、業務の回転が速くなるため、ビジネスを活性化することにもなります

Webデータベースを導入したい

近年はデータの量が膨大になっており、テータの登録・更新以外にも分析したりマーケティングに活用したりと、用途も多様化しています。人員を増やさずに同じ仕事をするには、Webデータベースを作成して他機能との連携が早道です。近年は汎用性があるクラウドツールを無料で使用することができるので、コストを抑えながら大量の仕事を短時間で行うことができるでしょう

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