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学習アプリ

アプリケーションの開発には、JavaScriptやPythonといったプログラミング言語の知識が必要だと考える方も多いでしょう。しかし、ノーコードツールを利用すれば、プログラミングの専門知識がなくてもアプリケーションを開発できます。

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学習アプリシステムを作るために決めること

ユーザーを決める(小中学生やビジネスマンなど)

アプリケーション開発の出発点として最も重要なのは、アプリの対象ユーザーを明確に定義することです。 例えば、一口に「子ども向け」といっても幼児から小中学生、高校生と幅広く、どの年齢層に使ってもらいたいかでアプリの仕様は大きく変わります。

ターゲットユーザーを決めることで、そのグループにとって需要のあるデザインや機能を考えることができます。この時、より具体的にターゲット層を分類できれば、それに応じてアプリの仕様を細部にわたって調整できるでしょう。

UI/UXを決める(特に子供の場合は楽しさが必要)

UIとUXは、どちらも使いやすさや満足度につながる、非常に重要なポイントです。 UIはアプリとユーザーの接点となる部分であり、使い勝手が求められます。直感的でないUIは、ユーザーがアプリを試したり、長期間使用したりする意欲を減少させます。 この点は、特定のターゲットユーザーによって要求されるUIの特性が異なるため、注意が必要です。特に子供の場合は直感的で楽しい見た目や操作感が求められます。

UXは、アプリを通してユーザーが得られる体験を意味します。価値あるUXを提供できれば、ユーザー数は自然に増えます。

アプリのタイプを決める(「学習型」と「サポート型」)

アプリのタイプを決めましょう。学習アプリの場合、大きく学習型とサポート型の2つに分類できます。 学習型は、アプリを通して実際に勉強できるものです。サポート型は、学習そのものを提供するのではなく、スケジューリングや進捗具合など、サポートの役目をするアプリです。

学習型の場合は、実際に問題を提供する必要があるため、学習分野そのものの知識もある程度必要になります。 一方、サポート型のアプリは学習領域における専門的な知識は不要です。その代わり、サポート機能の充実度や心情面に寄り添ったアプリであることが求められます。

必要な機能をピックアップ(動画・テキストの再生・ダウンロードや採点・レベル判定など)

学習アプリに必要な機能をピックアップします。そのため、「何を必要とするのか」の要件定義が重要です。アプリの目的に沿って、どのような機能が必要なのかを考えます。動画なのか、あるいはテキストなのか。ダウンロードするのかや採点方式、レベル判定等、考慮すべき機能は多々あります。

もちろんこれらもターゲットとなるユーザーによって異なります。また、搭載する機能によって作り方も変わります。ノーコードツールの場合、そこまで大きな違いではありませんが、多少は気を付けておくべき部分です。

学習アプリシステムを自作する方法2つ

既存のプラットフォームを使う

youtubeの動画やGoogleフォームによるテスト・採点など、無料で提供されているサービスを利用することで、学習アプリシステムを自作できます。無料プラットフォームを利用する利点としては、多くの利用者がいるため情報を探しやすいことが挙げられます。

大きなプラットフォームであればあるほど利用者も増えることから、情報発信者の数も増えます。作成に困ったときにはQ&AやSNSで調べると、体験に基づいた有益な情報を見つけられるでしょう。

ノーコードツールで作る

アプリケーションは、ノーコードツールで作ることもできます。 ノーコードツールも、既存プラットフォームと同様に他の利用者がいます。FAQが充実しているノーコードツールであれば、使い方を調べることでプログラミングの知識がなくても学習アプリシステムを自作できます。

なお、ノーコードツールで学習アプリを作ることはできますが、ツール自体はそれぞれ特徴が異なるため「どのノーコードで作るのか」を検討することが大切です。

ノーコードツールで学習アプリが作れる!

アプリケーションの開発というとプログラミング言語のスキルのイメージからハードルが高く感じられますが、ノーコードツールで学習アプリを自作できます。 自作したいアプリケーションがある方は、まずはノーコードツールの導入を検討してみてはいかがでしょうか。 ノーコードツールの種類は多数あるため、ご自身のニーズに合った製品をチェックしてみることをおすすめします。

使える業務アプリを作成できる
ノーコードツールおすすめ3選

タスクの効率化だけではなく、業務フローの改善につながるワークフロー機能を備えたおすすめのノーコードツールをご紹介。自社でデジタル化したい業務の範囲とツールの特徴を照らし合わせて、業務効率化にお役立てください。

他部署と連携できる
ワークフローや社内全体の
データベースがつくれる
SmartDB
SmartDB

引用元:SmartDB(https://hibiki.dreamarts.co.jp/smartdb/)

こんな企業におすすめ
  • 個別業務だけではなく、他部署との連携業務含めてプロセス全体をデジタル化したい
  • ITの専門知識が無い現場部門が、自分たちで業務をデジタル化したい
100種類以上の
アプリのひな形から
業種や部門別にアプリがつくれる
kintone
kintone

引用元:kintone(https://kintone.cybozu.co.jp/)

こんな企業におすすめ
  • 部署内での利用などスモールスタートでデジタル化したい
  • 拡張機能で必要なものだけを選んでカスタマイズしたい
Excelの条件式や見た目を
維持したまま
システム内でアプリがつくれる
CELF
CELF

引用元:CELF(https://www.celf.biz/)

こんな企業におすすめ
  • 膨大なExcelをデジタル化したいが、設定した条件式を壊したくない
  • ツールの操作習得に時間を掛けたくない

選定条件:2023年3月15日時点でITreview「Webデータベース・ノンプログラミング開発」に掲載(※1)され、現在もサービス契約が可能な38社を掲載。うちワークフロー機能が搭載されていて、導入事例を掲載している会社18社より以下を選定。
SmartDB…調査対象の中で唯一、SaaS型ワークフロー市場全体・大企業市場シェアNo1.1を獲得(※2)し、WebDB・ワークフロー・システム連携などマルチに揃った機能を備えている。
kintone…調査対象の中で最安値である1ユーザーあたり858円(税込)/月から・最小5ユーザーから利用可能。
CELF…調査対象の中で唯一、Excelをそのまま取り込んで自動アプリ化する機能を備えている。
※1 参照元:ITreview(https://www.itreview.jp/categories/web-database
※2 参照元:SmartDB(https://hibiki.dreamarts.co.jp/smartdb/features/)テクノ・システム・リサーチ「2022年 SaaS型ワークフローメーカーシェア調査」より